社会学研究レポート。現在の日本のジェンダー、性差について、こどものなりたい職業の統計、資料から分析したものです。
社会学
『職業とジェンダー』
≪問題意識≫
現在、日本では、男女共同参画社会への取り組みがなされ、男女雇用均等法が施行されている。労働において、ジェンダーフリーへの動きが見られるが、実際はまだまだ男女間に格差があり、職業イメージにも違いがあるのではないだろうか。
子どもの「なりたい職業」には、男女間で大きな違いがある。男の子は野球選手やサッカー選手、女の子は食べ物屋さんや幼稚園の先生など・・・。今は、女性の野球選手やサッカー選手もいれば、男性の食べ物屋さんや幼稚園の先生もいる。なぜ男の子・女の子それぞれなりたい職業が違うのか、そこにあるジェンダーについて、分析・研究をしていきたい。
≪仮説≫
男女間で「なりたい職業」が違うわけは・・・・
テレビや雑誌、インターネット、アニメやドラマなど、メディアからの影響が強く、職業によって男性が多く出ているもの、女性が多く出ているものが分かれるため。
「男の子はスポーツ選手」「女の子はケーキ屋さん・幼稚園の先生・看護師」など、身近な大人(家族・先生など)の持つ職業イメージがそのまま反映されているため。
社会の雇用や労働の実際において、昔からの男女の格...