日本大学ー租税論分冊2-合格レポート

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    資料紹介

    【平成25年4月1日より平成27年3月31日まで】
    わが国の現行消費税の問題点について説明しなさい

    【キーワード】
    逆進性、事業者免税点制度、簡易課税制度、益税

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     消費税とは、国内において物を購入したり、借りたり、サービスの提供を受けるといった消費支出や、国内において消費が予想される保税地域からの外国貨物について担税力を求めて課税される間接税の一種である。また、一般消費税という概念が初めて導入されたのは、1954年のフランスであるとされている。
     日本における消費税は、『社会保障の為』という名目で、昭和63年(1988年)12月の税制の抜本的な改革の大きな柱の一つとして、翌平成元年(1989年)4月1日から消費税率3%として実施されたが、平成9年(1997年)4月1日からは税率5%(国税4%+地方消費税1%)へ引き上げられた。それまでの税制は、所得課税に偏っており、税負担の水平的公平に関心が集まっていた事が、消費税導入の背景にある。
     消費税の課税対象について。まず、全ての取引は、国内取引であるか、国外取引であるかに分類する。ここで、国外取引にあてはまるものは課税対象外取引となる。なお、輸入については保税地域にて関税・消費税の納税が行われるが、輸出については免税という扱いになる。何故なら消費税はその性質上、日本国内の消費等に対して課税されるもの...

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