2013年度の明星大学 教育学部 通信教育課程における、レポート課題の合格レポートです。特に指摘もなく、高評価で1回目で「合格」の評価をいただきました。皆様のお役に立てれば幸いです。
※ 2013年度のレポート課題と、2012年度のレポート課題は、本科目に関しては、まったく同じ課題です。2012年度のレポート課題に取り組んでいる方も安心してダウンロードください。
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1 小学校の算数科において、計算問題は得意だが文章題は苦手という児童が多くいる。四則演算を学習することで計算については理解を得ることは比較的容易であるが、こと文章題になると途端につまずいてしまう児童が多いのである。このような児童は問題解決の思考過程が児童自身に身についていないことが原因であると考えられる。つまり、問題解決をするための能力が必要になるのである。
文章題の解決には数量的な内容な把握や既習事項を含めて解答するための見通しを立てる必要性がある。このことからも計算問題よりも複雑なものであることが理解できる。
具体的には問題意識を児童に持たせ、そして問題が持つ構造を的確に把握する必要性があると考えられる。そのためには、具体的な絵や線分図を利用することでより文章題を解決する能力が高まっていく。つまり、文章を如何にイメージさせられるかがポイントになる。文章題の問題解決の過程を児童自身に身に付けさせていくことが重要なのである。なかでも、解法の計画と実行という過程が大切であり、そこにおいては、関係を分析し、推理を重ねる「分析・総合的思考法」と、個々の場合を調べて当てはまるものを見つけ...