特別活動の特質を十分に考えて、教育課程(学習指導要領)と特別活動とのかかわりを考察しなさい。
小学校の教育課程は、各教科、道徳、外国語活動、総合的な学習の時間及び特別活動によって編成されており、それぞれが固有の目標やねらいをもつ教育活動である。特別活動の教育領域は、特別活動論を踏まえて、子どもたちの自発的・自主的・自治性を尊重しながら、教師の適切な指導のもとに推進するものである。特別活動の目標は「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う」である。特別活動の内容には学級活動、児童会(生徒会)活動、クラブ活動、学校行事がある。学校行事は5つの内容に分かれる。①入学式、卒業式などの儀式的行事、②文化祭などの文化的行事、③健康診断、体育祭などの健康安全、体育的行事、④遠足、修学旅行などの(遠足)旅行・集団宿泊的行事、⑤ボランティア行事などの勤労生産・奉仕的活動、がある。これらの活動を通して、「望ましい活動を通して」「自己を...