日本文学概論 第2設題

閲覧数2,444
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    佛教大学2016年度 教職 国語 書道 A評価 参考に。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「芥川龍之介の『鼻』を読み、出典と比較して論ぜよ。」
     芥川龍之介は、明治二十五年(一八九五年)に生まれた作家であり、大正時代から昭和時代にかけて活躍した作家である。『鼻』は、芥川が自信を失っていたときに漱石から賞賛される事で短いが栄光に満ちた文学的出発を遂げ、気持ちをあらたに芥川が作家としての道を決心することとなった作品である。

     鼻についての印象は、第一印象は文学に疎い私にも読みやすく、人間の心。特に自尊心をテーマにしており、心の悩みについて興味深く描いてあると感じた。人間の自尊心、あるいは心の悩みという部分にスポットが当てられているこの作品は現代においても多くの人を引き付けるだろう。

    この『鼻』は、『羅生門』や『芋粥』などと同じく、『今昔物語』を典拠としている作品であり、「金逆物語物」に分類される。

     芥川龍之介の作品は、様々な書物や歴史的な事件等から典拠しており、「今昔物語物」だけでなく、「吉利支丹物」「明治開花期物」「中国種」などに分類することが出来る。

     多くの作品に芥川が触れていたことは周知の事実であり、芥川が愛読していたとされる作品についても、先に述べた漱石の作...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。