【日大通信】商法1分冊2【A判定合格レポート】

閲覧数3,409
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日大通信、商法Ⅰ分冊2のA判定合格レポートです。レポートを書く際の参考・資料等にお使い下さい。

    <問題>
    旅行者がホテルの自室でトランクを盗まれた場合、ホテルはその損害について責任を負うか。

    <本文>
      まず、ホテルは商法上、場屋営業者とされる。
     来客を目的とする場屋の主人は、客より寄託を受けた物品の減失または破損が発生した場合、その不可抗力によって生じたことを証明しない限りその損害賠償責任を..

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    まず、ホテルは商法上、場屋営業者とされる。
    来客を目的とする場屋の主人は、客より寄託を受けた物品の減失または破損が発生した
    場合、その不可抗力によって生じたことを証明しない限りその損害賠償責任を負うとされ
    ているのである(商法594条1項)。
    ここにおける客とは、場屋取引における設備の利用者のことを指す。又、現実に利用し
    ていなくとも設備利用の意思を持ち場屋に入ったと認められる者は場屋の客と言うことが
    できるのである。
    次に、不可抗力とは営業者の外部より発生したことであり、通常必要と認められる方法
    を持ってるもその発生を防止することでのできないことを指すのである。
    従って、場屋の営業主は単に自己または使用人の無過失を証明した上で、さらに、それ
    以上の不可抗力であることを証明しなければ、免責されないのである。
    不可抗力の概念の設定は、下記のような見解がある。
    ・主観説

    自供の性質に従い最大の注意を施しても避けられないことを言う。

    ・客観説

    事業の外部から生じたことであり通常その発生を期待し得ないものを言う。

    ・折衷説

    事業の外部から生じたことであり通常必要と認められる方法をもっ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。