初等社会科教育法1

閲覧数839
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    初等社会科教育法1
    1 今回の学習指導要領は、PISA型学力観を意識したものとなっている。その中でも、PISA型読解力、すなわち「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」は社会科で育成していかなければならない能力だと考える。それでは今回の学習指導要領では、上記の能力をどのように育成していくのだろうか。私は2つの側面から問題を見ていきたいと考える。

     社会科の究極目標は、公民的資質の育成にある。公民的資質の定義とは、「平和で民主的な国家・社会の形成者としての自覚をもち、自他の人格を互いに尊重しあうこと、社会的義務や責任を果たそうとすること、社会生活のさまざまな場面で多面的に考えたり、公正に判断したりすることなどの能力」だと考えられている。つまり、公民的資質を育成するには、知識の側面からの育成とそれを基にした実践的な側面からの育成が欠かせない。しかし、今回改訂までの社会科は、主に知識教授の方法で児童に対して公民的資質の育成を行ってきた。それが「暗記社会」と呼ばれ、児童にとっては「好きな人はとことんマニ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。