「生命を維持するための機能である循環・呼吸・消化・排泄について、それらを調節する内分泌系や自律神経系の機能について述べよ。」
私たちの体には、外部の環境変化に対して内部状態を一定に保つ「ホメオスタシス」という調節の仕組みがあり、体外の環境が変化したりストレスにさらされると、内分泌系と神経系によって身体を維持しようという働きが起こる。内分泌器官には、甲状腺と副甲状腺、膵臓、副腎、性腺、腎臓などがあり、その働きを調整するのは大脳の間脳にある視床下部と下垂体である。内分泌系は自分の意思ではコントロールできず、環境や五感から入ってくる情報、そのときの感情などに影響を受け、各状況に適応するべく、身体の機能を調整するホルモンを分泌する。
一方、神経系は、「身体の内外で起こったあらゆる情報を皮膚などの感覚器から中枢に
「生命を維持するための機能である循環・呼吸・消化・排泄について、それらを調節する内分泌系や自律神経系の機能
について述べよ。」
私たちの体には、外部の環境変化に対して内部状態を一定に保つ「ホメオスタシス」という調節の仕組みがあり、体外の環境が変化したりストレスにさらされると、内分泌系と神経系によって身体を維持しようという働きが起こる。内分泌器官には、甲状腺と副甲状腺、膵臓、副腎、性腺、腎臓などがあり、その働きを調整するのは大脳の間脳にある視床下部と下垂体である。内分泌系は自分の意思ではコントロールできず、環境や五感から入ってくる情報、そのときの感情などに影響を受け、各状況に適応するべく、身体の機能を調整するホルモンを分泌する。
一方、神経系は、「身体の内外で起こったあらゆる情報を皮膚などの感覚器から中枢に送り」「中枢に送られてきた情報を分析し、判断し、その対応を指令し」「その指令を筋肉など末梢に伝えている」が、肉眼的には、頭がい骨や脊椎に囲まれた中枢神経とそれぞれの外に伸びる末梢神経に分類され、機能面からは、体性神経と自律神経に分類される。自律神経とは、大脳からの命令を受けず、...