■■■2014年度 明星大学 通信教育部 児童心理学(PB2090) 2単位目 合格レポート ■■■
2014年度の明星大学 通信教育部における、合格レポートです。
■課題:子どもの自尊感情に与える親の養育態度と学校の影響について説明しなさい。
参考にして頂ければ、幸いです。
■参考文献 : 『第2版 子どもの発達と環境—児童心理学序説』塚田紘一著 (明星大学出版部)
明星大学通信教育部 児童心理学(PB2090) 2単位目合格レポート
■課題:
子どもの自尊感情に与える親の養育態度と学校の影響について説明しなさい。
■レポート本文
自尊感情とは、人の持っている自分自身についての評価的な感じ方であり、児童期以後の自己概念の形成過程において中心的な役割を果たすと考えられている。子どもの自尊感情は、児童期になると他者からの評価、他社との比較などによって自己に対する価値的な評価がはっきりと意識されはじめ、次第に自己に満足や自信などの肯定的・優越的な感情を抱く一方で、不満や嫌悪などの否定的・批判的な感情を抱くものが出てくる。また、自尊感情が一定の傾向を持つようになると、それは子どもの行動を規定するようになる。さらに自尊感情は、自己概念ばかりでなく、その他の発達に直接・間接に影響を及ぼす。
次に、親の養育態度が子どもの自尊感情にどのような影響を及ぼすかみていきたい。スタンレー・クーパースミスは、児童と親を対象とした研究から、自尊感情の発達に寄与する条件として、次の4点を明らかにした。①両親による子どものほぼ全面的な受容、②親の信ずるところに従って、子...