仏壇とは何なのか
1、仏壇とは
仏壇とは仏像や位牌を安置して礼拝するための壇のことである(広辞苑)。 菩提寺のご本尊の分身のこと。仏教信者は本来、毎日菩提寺にお参りして経をあげるのが義務とされている。しかし、実際にはそうするわけにもいかないので、せめて自宅でお参りさせてもらうために仏壇に手を合わせる。つまり、仏壇に祀る本尊は菩提寺の本尊の分身ということであり、お墓と同じものである。お墓を新しく建てたときには「開眼供養」を行うが、新しく仏壇を購入したときにも、本尊や位牌に対して開眼供養をする必要がある。また、仏壇そのものに対しても、本尊を安置する清浄な場所とするためのお浄めの儀式を行う。(その法要のやり方は宗派や地方によって異なる。) お寺で開眼供養を行う場合は、本尊を持参して法要を行った後、仏壇に安置してお線香を上げる。
2、今回、仏壇について取り上げた理由
仏壇は私の家にもあり、ごく身近な存在であり、普段から祖父祖母の命日に仏壇の前で
手を合わせたり、入試の前には必ず手を合わせていた。また、無宗派の私でも尊重し、な
んの抵抗もなく受け入れていたこの習慣をこの機会に調べて、仏壇に対す...