佛教大学通信教育の2014年、教育言論のレポートです。
A判定で合格済み、基本的に教科書からのまとめです。
レポート作成の参考にしてください。
ハヴィガーストの発達課題について述べよ。
発達課題とは、人間には発達に応じた課題があるということである。そして、アメリカの教育学者ハヴィガーストは著書『人間の発達課題と教育』(Human Development and Education,1953)で、「個人が学ばなければならないもろもろの課題、すなわち生涯の発達課題は、われわれの社会において健全な成長をもたらすものである。発達課題は、個人の生涯にめぐりいろいろの時期に生ずるもので、その課題をりっぱに成就すれば個人は幸福になり、その後の課題も成功するが、失敗すれば個人は不幸になり、社会で認められず、その後の課題の達成も困難になってくる」。と述べ、また発達課題という考えが教育にとって有益である理由として学校における教育目標を発見し設定するための助けになることと、教育が無駄にならないためにその教育を行う適切な時を示すこととしている。
ハヴィガーストは発達課題を「幼児期」、「児童期」、「青年期」、「壮年期」、「老年期」に分けて考えている。
幼児期における発達課題は、「歩行の学習」、「固形の食物をとることの学習」、「話すことの学習」のほかに、...