レポートはA評価でした。科目修了試験は、設題のポイントを踏まえ、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000字前後でまとめております。※結果はA評価をいただいております。
「保健医療のサービスの変化と社会福祉士の役割、医療と介護の関係について述べよ。」
保健医療サービスは「ヘルスケア」の訳であり、治療や看護などの医療サービスと移送や家事援助などの社会サービスから構成される。疾病構造が感染症から慢性疾患、老人退行性疾患に変化するとともに、保健医療サービスは「キュア(治療)からケア(看護、介護、生活援助・支援)」へ総合的なケアが求められ、患者の退院とともに、生活を支える地域の関係機関・多職種が連携する保健医療福祉のケアシステム、ネットワークが始動している。これまでの医師、看護師などの医療専門職に加えて、社会福祉士などの社会福祉専門職が参加する意義はそこにあり、良質で適切な保健医療サービスの実現に不可欠となっている。社会福祉士などの社会福祉専門職の活動と、その期待される役割内容の変化は、疾病構造の変化から説明することができる。
第二次世界大戦後、「結核」が猛威をふるっていた時代は、公衆衛生施策が主な社会的対応システムであり、社会福祉専門職は、病院や地域で長期療養者の生活支援を行っていた。医療ソーシャルワーカーは、経済面を中心に、家族面、仕事面...