明星大学通信教育部教育学科
健康・スポーツ科学論 2単位目の合格レポートです。
課題は『高齢期における、加齢による体力変化について説明し、健康維持のためにどのような運動を行ったらよいか、述べなさい。』です。
少しでも、これから提出される方の参考になると幸いです。
健康・スポーツ科学論 2単位目
高齢期における、加齢による体力変化について説明し、健康維持のためにどのような運動
を行ったらよいか、述べなさい。
人間の身体的発育・発達は20歳代をピークとして以降の加齢によって老化が始まっていく。老化とは加齢に伴って生じる不可逆的な全身機能の低下や変化の事であり、老年期は加齢の影響に伴ってそれまでの生活習慣を基板とした疾患が生じやすい。また、現代では交通機関の発達や仕事・家事の自動化が進んだことによって生活様式は変化し、身体活動量が減少している。そのため高齢期における身体機能の低下には加齢によるものに身体活動量の減少の影響も加わり、大きな機能低下をもたらす。
細胞の老化・線維化や実質細胞数の減少が起こるため、臓器をはじめとした各器官の機能は加齢とともに衰えて組織・器官の萎縮や重量減少が起こり、細胞が少なくなり過ぎると正常に機能をしなくなる。
筋力は20~30歳代をピークに加齢とともに徐々に低下し始め、80歳代までに約30%~50%低下する。その主な原因は身体活動量の減少によって筋力の低下や筋萎縮であり、筋力及び筋量の老化による低下の割合は5...