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<教育原理2単位目>
【課題1:戦後日本の教育改革について 3 点を取り上げ、要点をまとめよ。】
【課題2:現在の学校教育の課題について考察せよ】
【課題1本文】
1点目、教育の中央統制から地方分権へ。戦前では、中央集権主義的・官僚主義的な教育行政の体制をとっており、教育に関する事務は「国の事務」とされていた。そして、地方は国の文部省の監督の下に教育事務を執行していた。戦後は、「米国教育使節団報告書」に基づき、教育の民主化と地方分権化を推進、教育の自主性確保を図るため、「教育委員会制度」が創設された。昭和23年には「教育委員会法」が制定され、第一条において、教育が不当な支配に服することなく、地方の実情に即した教育行政を行うために教育委員会を設け、教育の本来の目的を達成することを制定した。昭和24年には「文部省設置法」が制定され、文部省はできるだけ権限を地方に委譲して、指導、助言、援助を主な任務とし、財政援助を行うこととし、役割を明確にした。
2点目、複線型学校制度から単線型学校制度へ。戦前の日本教育は「複線型学校教育制度」であった。これは、尋常小学校を卒業後は、中学校、高等女学校...