2014 年度 PB2160 初等教育方法学 2 単位目
1.自分が情報通信機器やデジタル教材を活用しながら、授業を展開する際には、どのようなことに配慮するか考察しなさい。
2.我が国の教育方法の歴史をまとめた上で、今後の課題を整理せよ。
使用教科書:『教育方法の理論と実践』小川哲生・菱山覚一郎著(明星大学出版)
講評
1、具体的な面から検討が進められています。
2、教育方法の流れについて理解が得られました。
7 / 7
初等教育方法学2
1. 現代社会では情報通信技術の発展により、日常生活においてパソコンやスマートフォンなどがネットワーク社会の道具として身近に存在している。これらを使いこなす能力はこれからの社会を生きる上でも必要となる力である。
学校教育の現場でも、学習者の情報活用能力の育成に結び付くと理解され、パソコンなどの情報通信機器やデジタル機器の活用が効果的な学習を生み出している場面も多いのである。
学習者が基礎的基本的な知識と技能の習得を自ら育む側面からITを問題解決や発表の時の道具として活用する授業として、総合的な学習の時間における具体例を以下に考察する。
「環境問題について考える」をテーマに、一人ひとり新聞を作成する。まず、社会科で学習した「ゴミ問題」や「水の問題」に対して、「今、自分ができること」を考え、さまざまな工夫やその方法についてインターネットを活用し、情報収集を行う。この場面においてIT活用の長所である個に応じる道具である点が挙げられ、十分な活用が期待される。インターネットを活用した学習指導の際に配慮すべき点は、ITを過信しないことである。収集した...