慶応法学部(通信)合格レポート 『ヨーロッパ中世政治思想』

閲覧数6,069
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    このレポートでは中世ヨーロッパにおけるキリスト教会と神聖ローマ帝国の関係について論じています。


    ※このレポートは以下のレポートに収録されているものと同じ内容です。
    慶応義塾大学法学部(通信)合格レポート集
    http://www.happycampus.co.jp/docs/938478183489@hc15/122970/

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ■ヨーロッパ中世政治思想(欧州政治思想の中におけるキリスト教会の役割)
    はじめに
     ヨーロッパ政治思想におけるキリスト教会の役割は、ひと言で表現すれば、「政治思想の発展に大いに寄与したこと」といえる。なぜならば、中世ヨーロッパの歴史をふりかえると、キリスト教会とそれに対抗しうる勢力との二元的な理論的政治闘争が幾度も繰り広げられてきており、そういった闘争を通じてヨーロッパ人は、政治原理の構築や政治思想の継続性を重視するようになったからである。

     本レポートでは、上述の中世ヨーロッパにおける理論的政治闘争に焦点をあて、具体的にどのようにしてキリスト教会がヨーロッパ政治思想の発展に寄与したかを明らかにしていきたい。それに際して、叙任権闘争、アウグスティヌスからトマス・アクィナスの政治思想の変遷、封建王政の発達、そして公会議運動を中心に検討していく。
    第一章 叙任権闘争
     一般に中世ヨーロッパ社会とはキリスト教社会のことであり、その社会ではローマ教皇(教会)の保有する教権と、ドイツ皇帝(帝国)の保有する帝権が同心円的に存在していた。そしてこの二つ権利の協調・対抗関係が中世ヨーロッパ政治思想に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。