明星大学通信教育部 社会科
経済学概論 1,2単位目合格レポート 2011年度~
1単位目と2単位目のセットです。
それぞれのレポートの講評やポイントは、1単位分ずつアップロードしているほうの資料紹介のページに記載してあります。
政治学概論 1_単位 1,2
<課題1>戦後日本における政策対立軸について説明せよ。
単位1
政策対立における政治的立場を明らかにする代表的な尺度には「保守的―進歩的」で一
次元的に色分けする考え方があり、これに基づいて戦後日本の政策対立軸について説明す
る。まず 1950 年代初頭から 1980 代までの冷戦期における保守―進歩の重要な政策争点は
「憲法改正」「防衛」「天皇制」「労働者のストライキ」であり、中でも自衛隊と日米安全保
障条約への態度が両者のあり方を最も強く規定してきた。防衛・外交政策に基礎をおく保
守―進歩の対立軸が戦後日本の主要な政策対立軸であり、この対立軸に各政党が位置付け
られ、人々は自身の立場に近い政党を支持してきた。一方、この間の経済政策では社会保
障や減税を巡る意見対立はあったものの保守―進歩の対立軸には重ならず、経済政策は主
要な争点にはならなかった。その他にも高度経済成長による公害・環境問題や既成政党批
判などの争点も存在したが、防衛・外交政策に代わることはなかった。
しかしこの状況...