【東京福祉大学】 6500 こどもの保健Ⅰa

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    資料紹介

    【設題1】わが国の乳児・新生児死亡率について述べよ。

    本レポートでは、わが国の乳児・新生児「死亡率」について説明し、新生児および乳幼児の死亡率の推移や最近の動向、今後の小児保健上の課題について、諸外国と比較しながら述べる。
     乳児の生存は母体の健康と養育条件などの影響を大きく受けるため、乳児死亡率[1年間の出生(出産)の数を1000にしたときの1歳児未満の死亡率]は、その地域の衛生・医療の善し悪しの状態、ひいては経済や教育を含めた社会状態を反映する指標の一つだとされている。
     わが国の母子保健の歴史について、

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    【設題1】わが国の乳児・新生児死亡率について述べよ。
    本レポートでは、わが国の乳児・新生児「死亡率」について説明し、新生児および乳幼児の死亡率の推移や最近の動向、今後の小児保健上の課題について、諸外国と比較しながら述べる。

     乳児の生存は母体の健康と養育条件などの影響を大きく受けるため、乳児死亡率[1年間の出生(出産)の数を1000にしたときの1歳児未満の死亡率]は、その地域の衛生・医療の善し悪しの状態、ひいては経済や教育を含めた社会状態を反映する指標の一つだとされている。

     わが国の母子保健の歴史について、公的な制度で育児を支え、妊婦と乳幼児の健康を守る仕組みがつくられはじめたのは、大正時代に入ってからである。わが国の乳児死亡率は大正末期までは150以上であったが、1940(昭和27)年には100以下になり、第二次世界大戦後、急速に低下してきた。すなわち、乳児死亡率は、1952(昭和27年)に50を割り、1975(昭和50)年には10.0となった。この改善は、衛生環境や栄養状態の向上、医療の進歩とともに消化不良症、肺炎、結核などの感染症での死亡が激減したからである。以降も、毎年改...

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