Q0507 科目最終試験 インド哲学 6題セット

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    資料紹介

    Q0507インド哲学の科目最終試験6題セットです。
    2016年に80点で合格しました。教科書・レポートに基づいて覚えやすく作成しています。



    科目最終試験の作成においては「段落をはっきりさせて分かりやすくまとめること」、「教科書に基づいて書くこと」、「最低でも800文字以上でまとめて解答用紙の7~8割は埋まるようにすること」を意識していました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ➀ヴァイシェーシカ派の六句義説について述べよ

    ヴァイシェーシカ派は和訳すると「勝論」であり、この派はインド哲学の中でもヴェーダの権威が認められている六派哲学の一つに数えられている。そして、ジャイナ教の系統を引いて実在論的な傾向をもち、概念に対応する存在をすべて実在とみて、これを六つの範疇、即ち句義(六句義)に分類し、世界の現象を説明する。一方、正統バラモンの影響を受けて祭祀を重んじ、先天をも説き、この二方面を合わせてダルマというが、ヴェーダ自体に絶対的権威を認めず、真の解脱をもたらすのは六句義の知にあるとする。

    なお、学説の成立は前150年~50年で、ミーマーンサー学派の影響を受けながら、その声常住論に反対して声無常論を説いたことに由来する。また、創始者はカナーダであり、基本的聖典である『ヴァイシェーシカ=スートラ』は彼の説を後にまとめたものであると考えられる。

    上述の六句義とは、実・徳・業・同・異・和合の基本的観念をいい、これらはまとめて法とよばれる。なお、これらの句義にはそれぞれ意味がある。実は実態の意味であって、運動と性質をもち、和合因たるもの、即ちほかの句義をそれに内属せ...

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