評価はSでした。
【参考文献】
・目黒伸一「食物連鎖の大研究」<PHP研究所 2011.8>
・岡田節人/南伸坊「生物学個人授業」<新潮文庫 2000.12>
・田村隆明「大学1年生のなっとく!生物学」<講談社 2014.7>
・津野憲道「冗談に生物学」<新風舎 2004.4>
・福地孝宏「観察でわかる生物学」<誠文堂新光社 2007.1>
・吉田邦久「好きになる生物学」<講談社 2012.7>
・池田清彦「初歩から学ぶ生物学」<角川書店 2013.4>
・石川統「生物学入門-大学生のための基礎シリーズ2-」<東京化学同人 2001.9>
食物連鎖とは生物群集の中の各生物間における捕食・被食の関係が鎖のような繋がりがある事である。生き物全てはそれぞれの働きから3つに分けられる。養分のもとを作る植物を生産者、動植物を食べる動物を消費者、動植物の死骸を分解する小動物や微生物などの分解者である。食物連鎖においてのそれぞれの役割を述べる。
生産者は餌を必要とせず、二酸化炭素と水を原料として光合成を行い、でんぷんや糖などの養分を作り、自らを成長させていく緑色植物である。独立栄養生物と呼ばれ、無機化合物(二酸化炭素、重炭酸塩など)だけを炭素源として、無機化合物または光をエネルギー源として生育する生物である。森林などでは植物体としての蓄積量が多く、海や湖などでは植物プランクトンは動物プランクトンに食べられ、入れ替わりが早い特徴がある。
消費者は植物を餌にする草食動物が第一次消費者である。草食動物を餌にする肉食動物が第二次消費者である。以後、第三次、第四次と続くが、第三次消費者が第一次消費者を捕食する事もある点からみても捕食・被食の関係は複雑である。一般に高次の消費者であればある程個体数は少ないのである。従属栄養生物といわれ、生育に必...