地誌学①

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    資料紹介

    日大通信の「地誌学(地誌学概論、地理学概論)」の合格レポートになります。
    2019年~2022年度の課題です。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【課題1 テーマ】
     教科書で取り上げられている明治期から大正期の日本人の海外移住については、多くの関連書籍が刊行されている。そこで、当時、合衆国(ハワイを含む)以外の国々へ向かった日系人移民に関して、移民先の国を任意に選び、教科書と同じような視点でまとめること。

     日本人の海外移住について、ブラジルを取り上げて述べていきたい。1908年に日本からブラジルへの移住が開始された。1892年にブラジルが移民の受け入れを表明し、ブラジル政府が日本に移民希望者を募った。皇国殖民会社が日本から移民の送り出しを行っていた。ブラジルが移民を募集した背景には、世界最大のコーヒー生産国を支えていた労働者が不足したことが挙げられる。つまり、労働者としての移民を受け入れる姿勢だった。1888年に、ブラジルでは奴隷制が廃止された。そのため、実情として移民は奴隷のような扱いでもあった。しかし、皇国殖民会社はブラジルへの移住が高待遇、高賃金であることを示したため、ブラジルに移民した日本人は、出稼ぎとして移民し、数年間の労働で貯蓄し、帰国することを考えている傾向があった。このようなことから、欺かれた形で移住したこ...

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