図工指導法 第1分冊 A評価 (2017)

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    資料紹介

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    <課題1>

    「美術による教育」の文言の意味を説明したうえで、造形的な表現活動の意義や役割を明確に述べ、図画工作科の目標や構成する内容などについても具体的に明らかにする。 

    まず、美術教育は、美術の専門的な知識や技能・技術を身につける「美術の教育」と、美術の持つ教育的な機能を生かして人格の陶冶を図る「美術による教育」に分類される。美術教育はこの両者を混在させ、児童主体の教育観に基づき、児童の人格形成に深く関わっている。

    造形的な表現活動では、児童が形や色、材料などを用いてかいたりつくったりすることで自らの内にあるものを外に表出していく。イメージや思考など、自らの心の表現には感性だけではなく知性も必要である。造形的な表現活動は両者の調和のとれた人格形成に寄与し、作品を見て様々な思考に触れることで他者理解を深める役割もあるだろう。造形的な表現活動では、「自分らしさ」の表現を通して児童の人格形成に深くかかわるという認識を持つ必要がある。

     次に、図画工作科の目標は「表現及び鑑賞の活動を通して、感性を働かせながら、つくりだす喜びを味わうようにするとともに、造形的な創造活動の基礎的な能力を...

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