資料紹介

【設題１】
「 我が国のいじめの変遷を踏まえたうえで、いじめの実態と対策について論じてください。」
【過去　出題設題】
「学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて学力の視点から述べてください。」

※本資料は、設題の趣旨をとらえて、重要事項を網羅したものとなっております。安心してお買い求めください。
※「設題の留意点・学習の要点」に従って作成しました。
　設題内容は2019年度版となっております。

こちらは2019年度４月以降入学、新テキスト・シラバスに対応しております。
佛教大学は特に罰則が厳しいのでそのままの転用は控えてください。
こちらを参考程度に、新テキスト・自らの考察を付け加えるなどしてご利用ください。

佛大で小学校1種免許の取得を目指す皆さん一緒に頑張りましょう。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

S5192 　教育社会学
【設題１】我が国のいじめの変遷を踏まえたうえで、いじめの実態と対策について論じてください。

　いじめの実態と対策について論じるために、まずはいじめの定義を確認し、その後、いじめの変遷をみていく。
　平成25年いじめ防止対策推進法において、いじめは、「児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為（インターネットを通じて行われるものを含む。）であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」 と定義されている。上記の定義にしたがえば、いじめとは、対象となった子どもが心身の苦痛を感じる行為を行うことであり、その行為の程度は問わないものと解釈できる。

　次に、このように定義されているいじめの変遷をみていく。テキストでは、いじめを含む問題行動の変遷をまとめた伊藤（1996）の表が紹介されている。それによれば、問題行動は４つの時期区分に分かれ、戦後直後の生存するための「学校外」での非行から、受験競争ストレスによる校内・家庭内の暴力を経て、学校の拒否が原因とな...

コメント0件