星大学 書道1 2019年合格レポートです。参考までに参照して下さい。
レポート課題
1単位目「漢字の成立と各書体の特徴について説明しなさい」
2単位目 「漢字の成立と各書体の特徴について説明しなさい」
参考文献 全国大学書道学会編、「書の古典と理論」、光村図書出版、2013年
書道1 1 単位目
課題内容 「漢字の成立と各書体の特徴について説明しなさい」
漢字は、約 3300 年前の中国で生まれたが、その漢字の基となったのが、殷の時代に使わ
れていた甲骨文字である。これは現存する最古の漢字と考えられているが、象形文字であ
り、文字というよりは絵に近いような形をしている。だが、ものごとの関係性を示す指事
文字や、象形文字・指事文字を組み合わせてより複雑なことを表そうとした会意文字、音
と意味とを組み合わせる形成文字はすでに含まれていた。その後、青銅器に施された金文
という文字が登場した。金文は、使用されていた期間が長いため、時代によって形が変化
していたりする。
周の時代では、漢字は各地で独自に発達を遂げた。だが、秦の始皇帝の天下統一後、彼は
文字統一を行い小篆(一般的に言われる篆書)が標準書体に制定された。
その始皇帝の秦の時代から、漢の時代になると、篆書が直線化して隷書となった。隷書
は、書物から石碑、木簡に至るまであらゆる場面で使われ次第に準公用体として認められ
ていった。この隷書を速書きしたものは草隷と呼ばれ、これがやがて草書になった。また、
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