1.2ともによく検討されているので、合格と判定いたしますとの講評をいただきました。
【課題】平成27年の一部改正学習指導要領における中学校の道徳科の目標(教材の図4-4参照)と内容(教材の図4-5とp.122~124等の参照)について、そして道徳科の指導方法に沿ってご自身の新しい道徳授業の展開について論述しなさい。
新学習指導要領の第一章総則では、学校における道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行うべきとされている。この原則は全面主義とも呼ばれるが、その道徳教育の要として位置づけられ中核的な役割を果たすのが特別の教科道徳である。道徳教育全体の目標は端的に言えば「道徳性を養うこと」であり、全面主義の立場からこの目標は道徳科においても、各教科、総合的学習の時間、特別活動においても目指される共通のものである。ここで言う道徳性とは人間としてよりよく生きようとする道徳的行為を可能にする人格的特性であり、具体的には「道徳的な判断力・心情・実践意欲と態度」から構成される。つまりそれら三つの諸様相を養うことが学校における道徳教育の目標であり、なおかつ道徳科の目標と言うことができるのだ。さらに共通の目標だけでなく、総則では道徳教育の内容が道徳科の内容でもあることが明示されており、第...