ナイチンゲール覚え書きについてまとめたレポートとなります。S評価で合格したレポートなります。レポート作成の参考資料程度としてお使い下さい。
初めに、この看護覚え書きは初版にこだわっている。それは、ナイチンゲールが直筆に書いた内容であり、増補改訂版はナイチンゲールが自ら忠実、再現したい内容に沿わなくなるという視点であえて、補足“サプリメント”なしで彼女が描いた本当の看護とそうでない看護は何かを考えさせる内容になっている。また、この覚え書きは看護師が自分で技術などを学習するために描かれた内容ではない。ナイチンゲールは、“女性は誰でもその人生のいろいろな折に看護婦にならなければいけない”と述べている。これは、当時の男尊女卑が今よりはるか際立っていた時代に、女性に対して健康・看護とはどういうものなのかを彼女が看護婦として実際に見て、体験した内容から看護とは何かを考えさせるヒントと、経験談を強く提供している。ナイチンゲールは“すべての病気はその経過のいずれの時点においては概して回復作用であり、必ずしも苦しみを供ない”と提言した。それは、病気が原因で苦しむより、私たちの身の回りの生活習慣やその病弱者の看護の方法によって左右されるということである。具体的には、新鮮な空気、光、暖かさ、静かさ、清潔さ、規則正しい食事、適切な世話などである...