精神保健 設題1

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    2021年度合格レポートです

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    精神障害者に対する精神保健活動について精神障害者のとらえ方の変化を述べた上で説明しなさい。

    精神障害とは、精神疾患のため精神機能の障害が生じ、日常生活や社会参加に困難をきたしている状態のことをいう。病状が深刻になると、判断能力や行動のコントロールが著しく低下することがある。
    日本では、近代まで「精神障害」という概念はなく精神障害のある人は「病者」として法律に位置付けられてきた。1870年代になり、初めて公立の精神病院が設置されたことで精神保健活動が始まった。
    1900年精神病者監護法が施行された。精神障害者の監護の責任を家族負わせる私宅監置が行われ、医療には程遠い処遇であった。
    この私宅監護が社会問題となり、1950年精神衛生法が制定された。この法律の中でようやく精神障害者の医療と保護、精神疾患の発生予防、国民の精神健康の保持向上が目的とされた。精神障害者が精神病院で医療を受けることができるようになり、その後30数年にわたり、わが国の精神障害者の治療と処置を策定するための基盤となった。
    1984年に宇都宮病院で精神障害者の人権を侵害する暴行や拘束が行われていることが発覚したことを機に...

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