1単位目
【課題】
これからの時代に求められる国語力について論じなさい。
【講評】
文化審議会答申による国語力について記述することができました。
その上に立ってあなたが必要と考える国語力について根拠を示しつつ、論じることができました。
2単位目
【課題】
国語科と読書について論じなさい。
【講評】
国語科と読書の役割や関わりについて記述できました。
さらに読書推進策についても書けています。
2020年に作成し、一発で合格したレポートです。テキストを読み込むことに加え、自分の考えをまとめなくてはならず、それぞれ1つずつの課題ということもあり、文章を膨らませるのに苦労する内容かと思います。ぜひ参考にしてください。
これからの時代に求められる国語力について、文化審議会答申の内容を踏まえまとめた上で、私自身の考察も含めて以下に述べる。
社会の変化と国語力は切り離せない関係にあると言っても過言ではない。現代社会のように情報化が進んでいくということは扱う情報量も多くなることになり、その大量の情報を素早く正確に判断・処理する能力が求められる。また、自らの考えや主張を正確にまとめて、まわりに発信するために必要な国語力も必要となる。
平成16年、文化審議会答申にてこれからの時代に求められる国語力について、提言された。そこには、国語力とは2つの領域により構成されていると記されている。
1つは、
『考える力、感じる力、想像する力、表す力から成る、言語を中心とした情報を処理・操作する領域』であり、国語力の中核を成す領域である。もう1つは、
『考える力や、表す力などを支え、その基盤となる「国語の知識」や「教養・価値観・感性等」の領域』である。この2つの領域は互いに影響し合い、各個人の国語力を構成している。前者の領域においてそれぞれの力には読書が関連しており、後者の領域とも密接な関連がある。両領域に読書が関連して...