明星大学通信教育部、教育の制度と経営2単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
(1) 今日の学校教育では、いじめ問題や不登校問題に対して、様々な対策がなされている。しかしながら残念なことに、未だにそのような問題が収まることを知らず、増加していくばかりである。その解決策の一つとして課題に挙げられるのが根本的な就学制度にある。
以下では、関心のある課題として、就学制度にある通学区域制度により、保護者が学校を選択する権利が限られてしまうということに関して所見と合わせて述べていく。
まず、「通学区域制度」とは、子供たちの学校選択が恣意的に行われることがなく、地理的な条件や、歴史的経緯、地域の実情を考慮して設定されたものである。そうすることで親に不公平感を与えることなく、平等に学校指定がなされるという仕組みである。
しかし、この制度の問題点は親の選択の自由を奪うということである。世界人権宣言26条においても、「親は、子に与える教育の種類を選択する優先的な権利を有する」と述べられているため、この制度はそれに背く形となっているといえる。
そのため、これに対して、見直しがなされた。現在の学校選択制のタイプは5つある。1つが自由選択性であり、これは市区町村にある全ての学校のうち、...