レポート作成の参考になれば幸いです。
2021年度 佛教大学 精神保健学
アルコール依存症の発症から回復に至るプロセスを、➀疾病の特徴、②精神保健福祉士による治療への介入の視点、③自助グループの果たす役割、を踏まえながら説明しなさい。
日本では、飲酒している人も多く、日常的にアルコールを飲む習慣のある人は少なくないだろう。また、生活や会社での接待や付き合いなどでアルコールを飲む文化もあり、生活や文化の一部として親しまれている。さらに、適量のアルコール摂取は、ストレスの軽減やリラックス効果があるといわれており、コミュニケーションを円滑にすることができるのである。
しかし一方で、アルコールを適量以上に摂取することによって、身体や精神状態にさまざま弊害をきたす。アルコール摂取の習慣化によって慢性影響で肝臓病や膵臓病、循環機器疾患や、短時間での多量なアルコール摂取による急性アルコール中毒、また、飲酒のコントロールを自分で出来なくなるアルコール依存症などの病気の発症の原因となる。本稿では、アルコール依存症について説明していく。
アルコール依存症は、習慣的な多量の飲酒により自分で飲酒のコントロールが効かなくなくなる病気である。また、習慣的に多量のお酒を飲む人は誰も...