東京福祉大学通信心理学部でA判定をもらった「公認心理師の職責」のレポートです。【設題1】公認心理師法の業務と多職種連携および地域連携による支援について述べよ。
【設題1】
公認心理師法の業務と他職種連携および地域連携による支援について述べよ。
本レポートでは、公認心理師の業務を述べた後、医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働のそれぞれの分野における多職種や地域と連携した支援の必要性と公認心理師の役割、そして最後に連携に関する課題について考察する。
1、公認心理師について
1-1、公認心理師の定義
『公認心理師法概要』の「二 定義」によれば、公認心理師とは、「公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保険医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者」と定められている。次に掲げる行為とは、①心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析、②心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助、③心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助、④心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供、の4つである。また、同概要の「一 目的」において、公認心理師の業務の目的を「国...