体育教育学

閲覧数678
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    体育科教育学では,ホイジンガやカイヨワという人物の思想を用いて理論(プレイ論,あるいは遊戯論と言われるもの)を形成しているが、体育科教育学でこれらの人物の理論をどのように解釈しているのか,なぜその思想を取り入れているのか,どのようにどのように取り入れているのか(理論や授業実践)について,専門書や学術論文などにあたって先行研究を記述した。
    但し、一般的に言われているとしているものも何かしらの文献を用いて証明すること」「直接引用や間接引用などは脚注ではなく,文中に記載した。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    大橋(1971)によると、体育教育の研究では、社会科学的な文化現象としてのプレイを理念型として捉え、擬念化する必要があると述べている。1)
    体育教育の原点はプレイ論、遊戯論であるという考えに基づき、をホイジンガとカイヨワの思考や理念を基に比較して考えていきたい。加えて、体育学教育に「なぜその思想を取り入れているのか」を探求しつつ、それらが「どのように取り入れているのか」をホイジンガとカイヨワの思考や理念を比較して考えていきたい。
    先ず、ホイジンガとカイヨワのプレイ論はそれぞれ相違点と共通点がある。先ずはそれぞれの理論を比較していきたい。ホイジンガ(ホイジンガ1973)は、「社会機能としての文化を創造していく力をプレイ論」を示し、文化を支えるもの、すなわち、文化現象として捉えている。従って、ホイジンガはプレイを文化機能として不可欠ととらえていることが解る。2)
    プレイ論における目的と手段としては、人々をプレイに誘い込み、夢中にさせるもの、それはプレイのもつ楽しさ(fun)として考え、プレイを認めることによって、精神を認めることになり、肉体的存在の限界を突き破っているものがプレイの本質であ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。