慶應通信 西洋外交史 レポート

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    資料紹介

    慶應通信合格レポート 
    課題:第二次世界大戦後の外交
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    西洋外交史
                                   
    はじめに
     第二次世界大戦後の外交がどのように変容していったのかを、第二次世界大戦前の旧外交を論じた後に、世界大国アメリカを中心とした新外交をイデオロギー外交の変容という観点を歴史的要素と絡めつつ、論じていく。また、戦後の外交の変容を個別的具体的な観点から論じ、外交の多様化が第二次世界大戦後の大きな変容であると理論づけていく。

    第1章:第二次世界大戦までの外交
     旧外交という類型としてとらえられるようになったのは、19世紀に入ってからである。旧外交の特質は、秘密外交と宮廷外交が代表的であり、これは宮廷及び貴族階級という非公開的な世界における駐在大使の職業外交官が行う外交のことをいう。また、旧外交において重要視されていたのは勢力均衡(各国の利益と国力の分析に基づいて自国の利益の増進を図りながら必要な妥協をおこなう) であり、ウィーン体制以降、イギリス・フランス・ロシアなどの主要な国々が平時に集まり、紛争を解決するための外交協議を行い、欧州協調と呼ばれる勢力均衡を図っていたとされている。
     しかし、旧外交は非民...

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