■詳細
・課題内容
①『教職の専門性に関する諸説について説明し、自身の意見を述べよ
② 教員研修が必要とされる理由と、特徴、法的根拠
・提出日:2021年9月
・評価:A
提出日:2021年9月4日
授業名 教職概論
タイトル 教師の専門性に関する諸説と教員研修について
1. はじめに
本レポートでは、①『教職の専門性に関する諸説について説明し、自身の意見を記載。合わせて、②教員研修が必要とされる理由と、特徴、法的根拠の2点について述べる。
2. ①-1教職の専門性に関する諸説について
一つ目は、『教師聖職者論』である。戦中期に、教師は天皇の官吏という役割を期待されており、皇国民の錬成を職務とされていた。それは、戦後も形を変えて存続し、教師は良い教育をすることが指名であり、生活条件がよくない中で職務を全うする姿を、『聖職者』として捉え、教師自身のアイデンティティの確立し、支えるものでもあった。
二つ目は、『教師労働者論』だ。これは、1919年の教員の増俸運動に始まり、1952年の『教師の倫理綱領』により確立された。これまでの『教師聖職者論』を批判し、教職は学校を職場として働く労働者である、と定義する考え方である。これを機に、教師の政治的・経済的・社会的地位が、教育労働の質を高めることで、結果的に国民の教育を受ける権利を保障する、基礎的条件である...