【聖徳大学通信心理】障害者・障害児心理学Ⅰ 第1課題 評価A

閲覧数1,252
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    視覚障害児の発達を規定する要因が運動や言語の発達にどのように影響するか、また、どのような教育および環境的配慮を行う必要があるか。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    五十嵐信敬(1993)は視覚障害児の発達を規定する要因として「行動の制限」、「視覚情報の欠如」、「視覚的模倣の欠如」、「視覚障害児に対する社会の態度」の四つを挙げた。これら4つの要因が運動や言語発達にどのような影響を及ぼすのか、またそれに対応した支援や配慮について述べる。
    第一に、視覚障害児の発達を規定する要因として「行動の制限」がある。乳児が外界へ興味をもって手を伸ばし、探索行動が始まるのが生後5か月くらいからと言われている。しかし、盲乳児や弱視児は、視覚からの刺激を受けにくいため、上記のような外界への自発的な探索は生後10か月と遅れることが多い。支援方法としては、フワフワ、ザラザラ、パリパリなど手で感触の違いを楽しめるものや、振ると音が鳴るような玩具を与え、聴覚や触覚といった視覚以外の感覚器官を刺激して外界への興味を惹いていくことがあげられる。また、探索行動が出現してきた時には、乳児が安全に動けるよう室内の環境を整えることも重要である。
    第二に、「視覚情報の欠如」である。乳幼児は文字や数への理解ができないため、事物の具体的な概念を形成する際に、視覚からの情報に依存することが非常に多...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。