心理学概論 評価B+レポート
「各発達段階の特徴について述べよ。」
心理学概論 評価B+レポート
「各発達段階の特徴について述べよ。」
乳児期は誕生以後、1歳半から2歳くらいまでの期間である。乳児期の前期には中枢神経系が急速に発達し、その後大脳辺縁系、大脳も成熟する。全身の協調運動、クーイングやガーグリング、喃語から初語、一語文を経て、言葉を獲得していく。2ヶ月頃には親しい人の声を聞き分け、生後2、3ヶ月には社会的微笑が見られ、その後声をあげて笑うようになる。原始反射が脳機能の成熟に伴い消滅し、自分自身の意志で体を動かすようになる。6ヶ月頃には「いないいないばあ」で笑い、エントレインメントをするようになる。乳児期後期には、はいはいや一人歩き、座位や立位などもできるようになる。人の顔を好んでみる傾向があり、社会的参照行動も出てくる。1歳半頃になると、象徴機能が強くなり、ものまねなどをする。また周囲との関わりの中で、ターンテイキングを獲得する。1歳前後から指さしによる共同注視をする。
エリクソンは乳児期の発達課題を信頼感の獲得としている。乳児期に子どもは親との関係を通じて「生まれてきた社会は安全で信頼できる」という感覚を持つことが大切である。基本的信頼...