社会福祉援助技術演習Aの2単位目の合格レポートです。「バイスティックの原則」について、個別化の原則、受容の原則、自己決定の原則の3つを取り上げ、援助のあり方について具体的にまとめられておりレポート作成の参考になると思います。
東北福祉大学、通信、社会福祉援助技術演習A、2単位目、バイスティックの原則、個別化の原則、受容の原則、自己決定の原則、7原則
社会福祉援助技術演習A2単位目
(課題)
「バイスティックの原則」のうち、3つの原則を選び、実践やスクーリングでの体験を通して、援助のあり方を論じてください。
(解答)
ソーシャルワークは、クライエント自身が生活意欲の増進や生活技術の獲得など生きる力が身につくように支援していくことで、対人援助関係が出発点となる。対人援助関係においては、ラポールの形成が核となることから、バイスティックの7原則に従った面接が展開されていく。ここでは、バイスティックの7原則のうち、「個別化の原則」、「受容の原則」、「自己決定の原則」の3つを取り上げ、相談援助のあり方について述べる。
(1)個別化の原則
個別化の原則は、クライエントの抱える問題が、他のクライエントと同じように見えたとしても、同じ問題は存在しないという考え方である。クライエント一人一人が、その生い立ちや考え方、さらには価値観が違うことから、個の人間として尊重することが重要である。よって、認知症の人は独居生活が難しい、脳梗塞を経験した人は歩行が難しいなどのカテゴリー分けやステレオタイプの発想によってクライエントの支援方法を判断してはいけないという...