会計学(科目コードS32800)課題1
横書解答
会計構造論の概要と「費用収益アプローチ」と「資産負債アプローチ」の概要を説明したうえで,わが国における現代の会計構造論を,国際会計基準(IAS)および国際財務報告基準(IFRS)との関係から論じなさい。
会計学(科目コードS32800)課題1
横書解答
会計構造論の概要と「費用収益アプローチ」と「資産負債アプローチ」の概要を説明したうえで,わが国における現代の会計構造論を,国際会計基準(IAS)および国際財務報告基準(IFRS)との関係から論じなさい。
第一に、会計構造論とは、会計の目的、評価、本質、能力に対する理論的研究をいい、また、貸借対照表の目的観の相違によって分類すると以下の二つに分けられる。会計の目的を財産計算に求める静的貸借対照表論と、会計の目的を損益計算に求める動的貸借対照表論であり、歴史的に前者から後者へ発展している。第二に、費用収益アプローチとは、動態論と同義的であり、貸借対照表は収入と費用、収入と収益との間における緩衝機であり、利益の測定に機能するためのものであり、一定の損益計算を重視する考え方である。また、ここで重視されるのは、適正な期間原価計算であり、その評価の基準は、取得原価を基に測定している。第三に、資産負債アプローチは、静態論と期末純資産から期首純資産を控除し、利益を算定する点では同様だが、その他有価証券評価差額金及び、繰延ヘッジ損益、土地再評価差額金、...