文章表現論・分冊1【日本大学通信教育・国文学・合格レポート・2012】

閲覧数2,550
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員2,750円 | 非会員3,300円

    資料紹介

    課題内容
    「話しことば」と「書きことば」の機能や特質について説明しなさい。

    なお、当方、2013年採用の教員採用試験に合格しました。お買い上げいただいた方でご希望であれば、簡単にではありますが、採用試験におけるアドバイスもさせていただきます。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    話しことばは、話し手が心に思うことや感じたことを音声によって表現したものを、聞き手に伝えようとする音声言語である。そのため、話し手と聞き手のお互いにとって、対面性および同時性が成立してなければ伝達されない。
    対面性は、会話で発生するボディ・ランゲージの必要性と考えれば良いだろう。つまり、話し手と聞き手が同じ空間で会話をするとき、話し手は、自分が伝えたいことを理解してもらうために、身振り手振りをしながら表情を豊かにして発話を行うことが必要である。また、聞き手も、話しを理解し円滑な会話が成立できるよう、適度な相槌を打ち、時には身振り手振りで話し手の話した内容を質問したり確認したりする配慮がいる。
    同時性は、特に電話での会話をイメージすればわかりやすいだろう。思いや考えをまとめて話すのではなく、瞬時に伝えるという性質である。つまり、会話のキャッチボールが瞬間的になるので、自分の気持ちがすぐに伝わるというメリットと、話しの内容の理解に齟齬があったり伝わらないことがあるというデメリットが生じるわけである。
     そして、話しことばで留意しなければならない点は、文字化したときに主語・述語・目的語・修飾...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。