ミクロ経済学/西村和雄
実験で学ぶ経済学/大塚友美
ミクロ経済学/ハル・R・ヴァリン
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家計は、限られた所得のなかで、効用の最大化を目指して行動する。家計が行う最適の購入量は予算制約線と無差別曲線とを重ね合わせることで説明できる。ここでは、X財とY財の2財のみで説明する。
図①のように、所得の変化により、その所得内での最大効用を得るため、消費パターンも変化する。所得が増加すれば、財の購入量も増えるため、予算制約線と無差別曲線は右上がりに移動する。よって、予算制約線と無差別曲線が交わる最適消費量も右上がりに上昇する。しかし、図②のように相対的に下級財となる財の消費曲線は、左上がりとなる。
所得が増加した際の家計の消費行動は上記のとおりであるが、財...