医療的ケアと管理についてのレポート
①医療看護におけるサイエンスとアート、そしてマネジメント ②家族機能の多様化とケアの社会化
看護管理
~医療的ケアと管理~
現在、医療の重点は、身体各臓器の異常としての疾患の治療を目指すキュアcureの医学から、病の看取りを重視するケアの医学(医療及び看護)へとうつりつつある。そしてケアの提供には、見通しと計画性、ケアチームの協調性が重視されることから、医療そのものにマネジメントとしての要素が強くなってきている。
このことを踏まえ、①医療看護におけるサイエンスとアート、そしてマネジメント ②家族機能の多様化とケアの社会化、の二点について、実習などの自己体験から学んだこと、感じたことの具体例を挙げて考察したい。
まず、①医療看護におけるサイエンスとアート、そしてマネジメントについてであるが、ここでいうサイエンスとは、生物学の最新の知見や先端技術を駆使して臓器の異常に対処する、自然科学的なものの見方に基づいて判断する科学者の側面のことである。そして、アートとは、医師や看護師をはじめとする医療従事者が人間愛に満ちた真摯な態度で患者に接するだけでなく、患者のニーズに基づいた問題解決を行う能力のことである。さらに、医療チームが提供するさまざまのケアを調整(コーディネート)...