乾燥

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    資料紹介

    ・目的
    固体に含浸される液体を除去する操作を乾燥といい、工業的にきわめて広範囲に実施されている。本実験では乾燥の気候と装置設計の基礎概念を理解するため、乾燥速度曲線を作図し、総括伝熱係数、表面蒸発係数を求める。


    ・理論
    (a)乾燥条件
    液体は一定の温度で一定の蒸気圧を示す。固体乾燥に影響を及ぼす外部要素にはそれと接している空気の温度および湿度、表面を通過する空気の速度および方向があり、内部要素としては個体の大きさ、結合状態、含有水分、平行水分、乾燥程度、その他の物理的あるいは化学的性質が挙げられる。外部要素は一般に共通に考えることができるが、内部要素は各物質によって異なるのが普通である。外部要素のことを乾燥条件という。

    (b)平行含水率および自由含水率
    固体中の水分の割合(含水率)を表すには、乾いた固体の質量を基準とする場合と、湿った固体の質量状態を基準とする場合があるが、化学工学では前者が一般的である。乾燥固体質量W0を基準とした全含水率ωは式(1)のように定義される。

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    ・目的
    固体に含浸される液体を除去する操作を乾燥といい、工業的にきわめて広範囲に実施されている。本実験では乾燥の気候と装置設計の基礎概念を理解するため、乾燥速度曲線を作図し、総括伝熱係数、表面蒸発係数を求める。
    ・理論
    (a)乾燥条件
    液体は一定の温度で一定の蒸気圧を示す。固体乾燥に影響を及ぼす外部要素にはそれと接している空気の温度および湿度、表面を通過する空気の速度および方向があり、内部要素としては個体の大きさ、結合状態、含有水分、平行水分、乾燥程度、その他の物理的あるいは化学的性質が挙げられる。外部要素は一般に共通に考えることができるが、内部要素は各物質によって異なるのが普通である。外部要素のことを乾燥条件という。
    (b)平行含水率および自由含水率
    固体中の水分の割合(含水率)を表すには、乾いた固体の質量を基準とする場合と、湿った固体の質量状態を基準とする場合があるが、化学工学では前者が一般的である。乾燥固体質量W0を基準とした全含水率ωは式(1)のように定義される。
    ・・・(1)
    一定乾燥条件において、乾燥時間の経過とともに固体の重量は、初めのうち減少していくが、次第に減少の度合...

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