『精神保健福祉施設の概要について述べよ。』
Ⅰ精神保健の概念
精神保健とは、人々の健康のなかで主として精神面の健康を対象にしており、精神障害の予防・治療し、また精神的健康を保持・向上させるためのことである。変化の激しい現代社会において、増大しつつあるストレスの中さまざまな欲求不満や不安を体験しつつ、精神の健康を維持させ、さらに向上をさせることはとても困難になりつつある。精神障害をもつ人々に対して、早期治療の導入、リハビリテーション活動などによって、精神障害の回復と社会復帰を促進させることが大切である。
1988年7月に改正された精神保健法が施工され、精神科医療での患者の人権の尊重、社会復帰対策の充実について改善し、精神的健康の増進も含めた幅広い対策が、国・地方公共団体の責務として規定された。過去に精神障害者に対して行われた人権を無視するような下記の行為などの反省から特に精神障害者の人権を尊重するということはとても大事であり当たり前でなければならない。
ⅰ治療法
①ロボトミー(前頭葉白質切除手術)
1935年ポルトガルにおいて発明された精神外科技術。興奮する精神疾患の患者をおとなしく...