①学校教育におけるICTの利用は、コンピュータの高機能化やインターネットの普及などによって、特定の科目に限らず、すべての科目において利用することができる。一般の科目の授業では、授業の計画・実施・評価の三段階を経て、各段階でのICTの利用が考えられる。そのために教師のICT活用能力も必要とされている。
計画の段階では、ICT利用の場面の計画、関連教材・資料の収集、教材・資料作成の三項目がある。一つめの項目であるICT利用の場面の計画では、まず教室の環境を整備する。次に単元でのICT利用計画や授業でのICT利用計画をたてる。二つめの項目である関連教材・資料の収集では、既存教材の利用や、市販、あるいはフリーの教材を利用する。利用方法から見た分類には、ドリル型、ゲーム型、クイズ型、シミュレーション型・アニメーション型、実験支援型、情報提示型、科目専用教材(音楽ソフトや英語ソフトなど)と教材コンテンツやデジタル教科書、また関連する情報のサイトがたくさんある。三つめの項目である教材・資料作成では、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、CGソフト、スキャナ利用、ビデオ編集ソフト、...