【H25.26年度対応】0035心理学[分冊2]日本大学通信教育部/評価S

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    資料紹介

    【参考資料】
    心理学辞典/中島義明 著
    心理学/無藤隆 著

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    欲求に基づく行動が、何らかの妨害要因によって阻止されている状態を欲求不満という。欲求不満に陥ると、人はいらいらしたり、無意味な行動や無駄な行動を繰り返す。また、人にあたり、泣いたりすることもある。人がこのような欲求不満や葛藤から生じた緊張状態を解消し、無意識的に心理バランスを保持するテクニックを適応機制(または防衛機制)という。適応機制には多くの種類がある。

    ■攻撃…欲求不満への最も直接的な反応は生涯への「攻撃」である。例えば、会社で上司から書類の不備を指摘された場合、逆に上司の非を責めたり、教師に叱られ生徒が教師に向かって反抗的な言葉を返したりする等である。適度な攻撃は必要であり、その場に応じた適切な攻撃を示すことは対等な人間関係を築いていくためには必要なものではあるが、直接的な攻撃は人間関係を損なう恐れがある。そこで、その場での攻撃は差し控え、間接的な攻撃をしかける。例えば、酒場で上司の悪口を言い合ったり、無関係な妻にやつあたりする等がある。

    ■抑圧…抑圧とは、思考や記憶等を意識から締め出そうとする無意識的な心理作用である。親から虐待を受けている子供が、親へのネガティブな気持ち...

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