学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。
現在、戦後最大の変革とも言われる文部省(現文部科学省)による「スクールカウンセラー活用調査研究委託事業」が進行している。学校という場におけるカウンセリングに世間の関心が高まっているのは言うまでもない。
学校で行われるカウンセリング(学校カウンセリング)は教師の役割であると考える人は多い。もちろん、教師自身もそのつもりで児童・生徒と接していることであろう。教師はクラスの担任として、学級運営をし、教科・生徒指導を行い、統制し、管理しつつ、成績の評価をつけるという役割をも担っている。そのうえで更に、児童・生徒の様々な悩みや相談にのり、受容し共感して問題解決の手助けをしていかなければならない。
レポート、教育学、教育相談、スクールカウンセラー、学校カウンセリング
学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。
現在、戦後最大の変革とも言われる文部省(現文部科学省)による「スクールカウンセラー活用調査研究委託事業」が進行している。学校という場におけるカウンセリングに世間の関心が高まっているのは言うまでもない。
学校で行われるカウンセリング(学校カウンセリング)は教師の役割であると考える人は多い。もちろん、教師自身もそのつもりで児童・生徒と接していることであろう。教師はクラスの担任として、学級運営をし、教科・生徒指導を行い、統制し、管理しつつ、成績の評価をつけるという役割をも担っている。そのうえで更に、児童・生徒の様々な悩みや相談にのり、受容し共感して問題解決の手助けをしていかなければならない。しかし、ある中学生の調査(『学校カウンセリング』第二章学校カウンセリングと発達課題)によると、悩み事を相談する相手は、一位が友達・先輩(四〇・二%)、二位が親(三一・四%)、三位が教師(六・五%)であった。これは、相談内容にもよるであろうが、生徒にとって教師は相談相手になりにくいことを表している。つまり、生徒にとって、教師と言う立場の...