国際情報,西洋史4

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    資料紹介

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    私は、第二次世界大戦後のドイツ現代史上で特筆すべきことは、①「分断国家の成立」、②「統一ドイツ」の成立、③「欧州連合内での中核国として存在」であると考える。
    ドイツは敗戦が決まり、アメリカ・イギリス・フランス・ソ連の4つの戦勝国で分割占領された。いわゆる「分断国家の成立」である。1949年、米英仏占領地域に自由主義・資本主義のドイツ連邦共和国(西ドイツ)を成立し、これを受けてソ連占領地区に共産主義のドイツ民主共和国(東ドイツ)が成立した。つまり、ドイツ国家と民族は東と西に分断されたのだ。それに伴い1961年には、その象徴ともいえる「ベルリンの壁」が建設された。東ドイツは、通貨・経済、行政、政治の面でソ連の一衛星国みたいなソ連型統治機構(社会主義体制)となり、経済的な成長はなかった。一方、西ドイツは、マーシャル・プラン や朝鮮戦争特需によって、ヨーロッパの奇跡と呼ばれたように戦後復興・経済成長を果たした。西ドイツは、欧州連合の全身である欧州経済共同体などへの加盟を通じ、以前に対立したフランスやイギリス等の近隣諸国との経済協力や政治協調を進め、欧州の一員かつ中核メンバーとして受け入れられる...

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