看護学生のケースレポートです。
胆石症患者の入院から術後、退院までのかかわりをヘンダーソンの14項目に沿って書いています。
はじめに、看護計画から考察まで、参考文献まであります。
はじめに
胆石症とは食生活に起因するものが多く、中年女性に多くみられる疾患である。
胆道内に結石をつくる疾患で、コレステロール系石・ビリルビン石・寄生虫石などがある。退院時には疝痛発作の有印としての過労や過食を避けるなどの指導を行う。同時に、脂肪摂取を控える必要がある。
生活習慣に関係し、再発の可能性のある疾患であるため、退院後の生活の見直しが重要となる。
今回の受け持ち患者は70歳代女性で、腹腔鏡下胆嚢摘出術目的で入院となった。
患者は手術を行うと決めて入院したが、実際に手術日が近づくにつれ、消極的な発言を聞くことが多かった。
また、手術したことにより退院後の生活に関する不安を強く訴えていた。
不安を一つひとつ明確にし、患者の性格を理解した上で不安に対する回答を行った結果、前向きな発言が聞かれ、退院後の生活に対する不安の減少につながったのでここに報告する。
Ⅰ.患者紹介
1. 患者について
1) 一般的事項
① A氏,00歳代後半 女性
② 診断名:胆石症
③ 入院年月日:平成00年00月00日
2)身体的特徴
① 身長:000cm,体重:00kg,BM...