佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。
わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。
質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。
【第二設題】中学校3年生の3学期に学習されている「故郷」(魯迅)を詳細に教材分析し,構造や工夫を明らかにしなさい。
(一)構造分析「あらすじ・登場人物・場面設定」
二十年ぶりに故郷に帰ってきた主人公がそこで見た風景はかつてとはまったく変わってしまったわびいしい風景であった。そこで、主人公にとっての憧れの存在であった旧友との思い出が思い出された。しかし、美しい思い出に浸っていた主人公の目の前に現れるのは、二十年の間ですっかり変わってしまった人々の姿であって、それは旧友も例外ではなかった。それでも、若い世代の間には、主人公の思い出のなかにあるような関係が残っており、主人公はそこに将来の希望を感じたのである。
本作のあらすじはこのような内容である。主な登場人物として、主人公のシュン、甥のホンル、豆腐屋のヤンおばさん、旧友のルントー、旧友の子のシュイションがあげられる。物語は大きく分けて四つの場面に分けることができる。まず、主人公が二十年ぶりに故郷を訪れる場面である。つぎに、旧友ルントーとの思い出の場面である。そして、ヤンおばさんやルントーとの再会の場面である。最後に、主人公が故郷から旅立...