R0112 日本文学史 第1設題 佛教大学 2012年度版

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    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。
    わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。
    質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一設題 上代、中古、中世、近世の文学の特質を説明せよ。
    一 上代の文学
     大和政権による国土の統一が進んだ時期から、桓武天皇による平安京への遷都が行われた頃までを上代という。上代は中国から漢字や漢籍などがもたらされた時期であり、文学の面から見れば、口承文学から記載文学へ大きく発展した時代であると言える。この章では、「古事記」と「万葉集」をとりあげる。
    ・古事記
     元明天皇の命により、稗田阿礼が語っていた帝紀や本辞を太安万侶が筆録した史書である。和銅五年(七一二年)に完成し、上・中・下の三巻から成っている。序文は漢文で書かれているが、それ以外の部分は、漢字の音と訓とを交ぜ合わせた変体漢文である。特に人名や歌などは一字一音の万葉仮名で書かれている。これは仮名発明以前の表記の工夫がしのばれるものである。古事記は日本の正史ではないが、六国史より以前に書かれた現存する史書として最古の書である。古事記の文学史的意義として、この点を指摘しておかなければならない。
    ・万葉集
     奈良時代以前から詠まれてきた約四五〇〇首の和歌が収録されている日本最古の歌集である。奈良時代の末期に大伴家持らの編纂によって...

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